「知的複眼思考法」のまえがきに驚き!自分の頭でかんがえているか?
今日の2本目です。
この連休は実家に帰省して家族と過ごす時間、
そのあと引っ越しに向けて片付けをする時間と忙しかったです。
本を読もうと用意はしていたのですが、なかなか時間が取れなかったのが残念です。
今読みかけている本「知的複眼思考法」(2回目)
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
- 作者: 苅谷剛彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/05/20
- メディア: 文庫
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以前購入していた本で、パラパラ見ていたのですが、文庫本まえがきの部分を読み直したら驚くことがありました。
政治については自分の考えを発言することは極力したくないと考えてますが、今の安保法案反対のデモ活動に対して違和感のようなものを感じていました。 たまたまですが今回紹介する本のまえがき部分を読んで、違和感の正体のようなものがつかめたので引用します。
本からの引用
他者を批判するとき、人は簡単に、自分を善玉の側に置く。ところが、そうした区別自体が、どういうからくりで出来上がっているのか、区別自体を生み出す線引きのしかたが、どういう文脈から生まれてきたのか、その線引き自体にはどういった意味があるのか、といったことには目が向かない。
白黒どちらかの側に身を置いて問題をみてしまう私たちは、いったい自分の頭で考えているのだろうか。しかも、そうした単純な二分法の中で、印象や憶測にもとづく判断が社会全体の空気を作り出している。
引用部分から何か感じることはありましたか?
私が感じたことは、安保法案に対して反対のデモをする方々がまさにそんな状態なんだろうってことです。そもそも法案の中身について理解が不足していて、印象や憶測で判断して(流されて)動いている人が多いのではないのでしょうか。非常に危険なものを感じます。
法案に対して賛成か反対かは個人の判断ですので、それに対してどうこう意見することはありませんが、デモの映像を見ると、自分の頭で考えずに周りの空気に流されてはいけないことを強く感じます。
さらに本を読み進めて気づいたことをまとめていこうと思います。